発達障害を持つ子供の高校進学について
発達障害を持っている子供が高校に進学する際に気をつけなくてはならないことをまとめます。
通常の高校に進学できるかどうかといえばできます。
通常の高校に進学する場合、発達障害を持っていることを学校側に伝える必要は必ずしもありません。
しかし、学校生活に適応できるかどうかという問題があります。
高校で特別な配慮や支援を受けたいのであれば学校側に開示することとで、配慮や支援を受けやすくなります。
学校側の対応は様々で、どのような配慮が受けられるかは学校により異なります。
学習についていけなかったり、情緒面で気になるようなことがあるのであればほかの選択肢があります。
・通信制高校
毎日登校するのが難しい場合や人間関係がうまくいかない人に通信制高校があります。
レポートを提出してスクーリングを受けることで単位を取得し、卒業すれば高校卒になり高卒資格が付与されます。
ネットでスクーリングができる学校もあり、そういう学校であれば通学無しでも卒業できます。
・高等専修学校
専門学校と高校が合体したような学校が高等専修学校です。
中学を卒業していれば入学できます。
発達障害に対応している学校もあり、15歳から職業教育を受けられます。
多くの場合は通信制高校にも並行して入学し、高卒資格が取れる可能性があります。
・高卒認定試験
高卒認定試験は一切学校に通うことなく、年二回実施される試験で必要な科目に合格すれば高卒資格が得られます。
障害の有無にかかわらず点数がとれていれば合格できます。
・特別支援学校(旧高等養護学校)
発達障害を持っている子供が進学する先として特別支援学校を考える方も多いと思います。
基本的には発達障害のみの障害者は入学ができないことになっています。
知的障害か身体障害者を併発していないと入学が難しい場合もあります。
ただ、この扱いは学校により考え方が違っていて、発達障害のみでも入学できることもあります。
そのため事前に特別支援学校に問い合わせをして調べることでミスマッチを減らせます。中学校に在籍しているときに担任に特別支援学校に進学したいと相談することで、適切な対応を検討してもらえるでしょう。
発達障害を受け入れている特別支援学校では、必要な配慮と支援が受けられる可能性が高いです。
通常の高校とは異なり座学だけでなく、療育や職業訓練、社会生活で必要な学習などが受けられます。
注意が必要なのは、特別支援学校では高卒資格が取得できない点です。特別支援学校を卒業すると特別支援学校高等部卒業という資格が与えられます。高卒資格は得られませんが、大学受験資格が認められます。受験に合格すれば大学進学が可能です。
ちなみに以前に高等養護学校と呼ばれていた学校は今では特別支援学校と呼ばれています。学校によっては高等養護学校と称している場合はありますが、便宜上そうしているだけで厳密には特別支援学校に分類されます。
発達障害を持った子供が進学する場合、通常高校を選ぶか、他の進路を選択する必要があります。
子供の適性を考えて高卒資格が必要かどうかをじっくり考えて判断してください。通常の高校以外の道があることを伝えて考えてみてください。
教育委員会や専門家に相談することも判断の大きな助けになるでしょう。
多くの方の意見を参考にするとより良い選択に近づくと思います。